福島・川内村が舞台 映画撮影、村民もエキストラ出演 国内外へ出品へ
福島県川内村を舞台とした映画の撮影が4~13日にかけて村内で行われ、村民が重要な登場人物やエキストラ、スタッフとして協力した。編集作業を経て来年2月に完成し、村内でお披露目上映会を開く。国内外の映画祭に出品する予定。 経済産業省のハマカルアートプロジェクトの一環。映像制作チーム「シネマ健康会」代表の松本卓也さんが脚本・監督を務め、「心がない宇宙人と村の人々の交流を描く心温まるコメディー」として90分の長編作品に仕上げる。 主演はネットフリックスドラマ「極悪女王」でジャガー横田役を熱演した水野絵梨奈さんと映画や舞台で活躍する俳優の後藤龍馬さん。須賀川市出身の俳優森恵美さんも出演し、いわき市出身のカメラマン高橋周平さんが裏方に加わる。 出演した村民で「漠原人村」代表の風見マサイさん(74)は「人間の幅を広げようと初めての映画出演に応じた。せりふが多くて演技も求められ、ちょっと驚いた。あまり考えすぎずに自然体で撮影に臨んだ」と語った。
福島民友新聞