スペイン代表FWヤマルがラビオを挑発? 「決勝でプレーしたいなら」発言に「言える時が来たら話すべきだ」【ユーロ2024】
日本時間10日開催のUEFAユーロ2024(EURO2024)準決勝、スペイン対フランス戦を前に、激しい舌戦が繰り広げられている。フランス代表MFアドリアン・ラビオがターゲットにしたのは、16歳のスター、スペイン代表FWラミン・ヤマルだ。スペインメディア『Mundo Deportivo』が現地時間8日に報じた。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024) 試合前日の記者会見で、ラビオは「ヤマルは大舞台でもストレスを感じずにプレーできることを示した。我々は、彼のクオリティーの高さと彼の冷静さを知っている。当然、準決勝を戦うことは少し難しいが、我々がどれだけ彼にプレッシャーを与えられるかにかかっている」と警戒したうえで、「我々は、彼の得意とするスペースでやりたいようにさせないように全力を尽くす。彼が決勝でプレーしたいのであれば、これまで以上のことをしなければならない」と今までのプレーではフランスを倒せないと強気な姿勢を示した。 このラビオの発言を受けてか、ヤマルは自身のインスタグラムのストーリーに、チェスの駒を持つ手の画像を投稿。「静かに動き、“チェックメイト(王手)”と言える時が来たら話すべきだ」というコメントを掲載した。名指しで直接反論するようなことはしなかったものの、ラビオの強気な発言を受け、反発した。 また、スペインメディア『ElDesmarque』によると、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、この場外戦について、「サッカーにまつわる言論には、純粋にサッカー的な議論もあれば、威嚇のようなものもある」としたうえで、「ラミンは自分自身であり続ける必要がある。これらの区別を学び、ただの威嚇ならそれまでだ、と理解していかなくてはならない。彼はこういう現実を受け入れる準備がまだ不十分な、まだ16歳の少年であり、少しずつ学んでいく必要があるんだよ」と、ヤマルの今後の成長を期待していた。
フットボールチャンネル編集部