TKO木下、“弁護士”と本気のM-1挑戦「一番ウケた」 共演者も称賛「面白い」「すごいかも」
弁護士芸人・こたけ正義感とのコンビ・はじまりの歌で挑戦中
お笑いコンビ・TKOの木下隆行が10月31日深夜、レギュラーを務めるMBSラジオ『ゴチャ・まぜっ天国!』(木曜深夜1時)に出演。「M-1グランプリ」に、38歳の弁護士芸人で2023年「R-1グランプリ」4位のこたけ正義感とのコンビ・はじまりの歌で挑戦中と報告した。 【写真】木下隆行と『M-1グランプリ』に挑戦した“新たな相方” 木下は「実は私、2024年、M-1グランプリにチャレンジしております」と共演陣に明かすと、オアシズ・大久保佳代子は「キングオブコントに敗れ、いまM-1ですか」と口にした。大久保が「いいと思う。人間性出るしね。漫才は。TKOが」と言うと、52歳の木下は「いや、TKOはさすがに(結成)30年超えてますんで。M-1って15年(以内)」と発言。大久保は「あっ、そうか。ダメか」と気づき、木下は「そうなんですよ。だから出れないんですけども。僕ももちろんM-1なんてやったことないし、キングオブコントしかチャレンジしたことないんですけど」と前置きし、新コンビ結成への経緯に触れた。 「あるときね、1通のDM(ダイレクトメッセージ)が来たんですよ。Xで。パッて開いたら、“こたけ正義感”という方から来たんですよ。内容はですね、『初めまして、木下さん。今年のM-1にぜひ、コンビ組んで出たいです』って来たの。『誰や?』と思って調べたら、R-1で決勝出てる人なんですよ」と説明。 木下は「ナベプロでやってるピンの方で、『どういうことや』と思って、電話番号教えていうことで聞いてしゃべったんですよ。『どういうこと?』『はじめまして』なんて言いながら。『実はちょっと木下さんを……』。その方、弁護士なんですよ、男前の。『木下さんを弁護するネタをしたい』と」と振り返ると、「今のでもう伝わったでしょう。この短いプレゼンで伝わるじゃないですか」と一瞬でいけるという手応えを感じたとした。 ペットボトル騒動のあった木下の“弁護ネタ”という発案に武井壮や大久保は「面白い」と反応。武井は「法律的観点からね」と続け、大久保も「屁理屈でもいいしね。無理やりな方向から弁護……面白い」と想像した。木下は「今までナダルとか、みなみかわとか、めちゃめちゃいじられましたけど、ちょっとてっぺんまで行っちゃったというか。いじり方も。次のパターン何やろ? と思ったら、『弁護したい』っていう。『こら面白い』と思って、『ぜひ』ということでネタ合わせしまして。この前、無事1回戦通過しまして。きょう(収録日)2回戦受けてきまして」と報告。 収録中に結果が判明するということで、スタッフにチェックを依頼。「めちゃくちゃウケたんですよ」と豪語する木下に対し、「通過しました」と伝えられると、共演陣から祝福の声が上がった。3回戦進出を決めた木下は、2回戦の会場MC・タケトからも「『はじまりの歌』が一番ウケてた」と言われたと明かした。 「良かった、良かった。ありがとうございます。うれしい、うれしい」と感謝した木下は、「一応ですけど、準決勝行けたら。人間、欲出てくるんでね。2回戦通ったら、3回戦ワクワクするし。次は(ネタ時間)3分、いま2分やったんが、とかね。分数も変わってきますから」と目標を掲げた。普段は木下に辛口の大久保も「すごいね。即席で組んで、ライブで試してもないのに。それで勝ち上がって来てるの、すごいかも」と感心した。 木下は2回戦の雰囲気について、登場から観客のワクワク感が見えて、つかみでウケたとしつつ「確かに(ネタが)これ1本じゃあかんし、3回戦からは配信されるんですよ。なので“もう1本作らなあかんな”ってきょう言ってたから、ガチっぽくなってきたなと思って」と本気度を告白した。 プロアマが混じる楽屋には「キャピキャピしてます、みんな。3000円エントリーフィー払うたら誰でもいけるわけです」と明かした。大久保が「木下さんが楽屋入って行ったら、周りの若いキラキラした子たちはどういう対応すんの? ハッみたいに立ち上がるの?」と聞くと、木下は「一般人の方もめちゃくちゃいっぱいおるので、なんかオワ~みたいな」と驚かれるとした。廊下での着替えや、壁に向かってのネタ合わせの様子に「懐かしいというか、ちょっと戻りましたけどね、(昔の)あのころに」と感慨深そうに話した。 「まあチャレンジやなと思ってね、新しいことも。M-1ですよ」と声を弾ませた木下に、鬼ヶ島・おおかわらは「準決行ってほしい。そうしたら敗者復活も」と期待。木下も「(そうなれば地上波に)映るわけでしょう? ゴールデンにも。ステージ上がってね、ダウンジャケット着てね、“寒い、寒い”言うて」と思い描いた。 「ちょっと頑張ります。本気でいまやってます」と力を込めたベテラン芸人は、「えらいこっちゃ。えらい人生ですよ」と自虐的に発言した。不慣れな漫才とあって手の位置や目線も分からないとし、観客の方を見るネタで「顔が見えるの。ドキドキする」とも打ち明けた。「スベってるときっていうのは(想像して)ゾッとするなあ。お客さんの顔見えるって怖いで」と不安を明かしつつ、「ちょっと頑張ります。応援してください」と再び気合を入れた。
ENCOUNT編集部