フェイエ上田綺世がPSV戦で1アシスト&PK成功。確かな成長をピッチ上で表現。オランダリーグのストライカーらしいプレーを随所に発揮した【現地発】
ヒメネスとの共闘はスケールアップの予感
今季の開幕は、ヒメネスがフェイエノールトのエースストライカーとして迎えることになりそうだ。昨季のヒメネスは56-57シーズンにクーン・ディレン(PSV)が打ち立てたシーズン43ゴールという大記録を超す勢いで得点を重ね、CLでもその力を欧州に知らしめた。 しかし、後半戦に入ってから不振に陥り批判を浴びた。昨季の23ゴール・6アシストは決して悪い数字ではないが、欧州のビッグクラブは『今夏の移籍市場の目玉』を慎重な目で見ている。 そんなヒメネスがPSV戦で完全復活を予感させるスーパープレーを連発した。過去3季、フェイエノールトを率いたアルネ・スロットがリバプールへ栄転し、3-4-3を得意とするブライアン・プリスケが新監督として招聘されたことで、フェイエノールトは守備時に5-4-1でローブロックを作る時間が長くなった。 こうして最前線のヒメネスにスペースが生まれ、しかも今季のフェイエノールトは手数をかけないダイレクトプレーが多くなったことから、ヒメネスの推進力が生きるようになった。PSV戦のヒメネスは2ゴール・1アシストという数字に加えて、プレーの質も高かった。 一方、上田も充実したオフ&プレシーズンを過ごしてきたのが、観客席にダイレクトに伝わってくるようなプレーと身体のキレを見せていた。 昨季、ヒメネスは「上田はもっとプレー機会が与えられるべき」、上田は「僕はサンティの良いところを学んでいる」とライバルをリスペクトし合うコメントを残していた。上田がすっかりフェイエノールトのスタイルに馴染んだことで、この2人の共闘は今季、大きくスケールアップしそうだ。 取材・文●中田 徹
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