「損出し売り」本格化、"狙い目"はこの20銘柄の中にある?
オミクロン株の出現によって想定外の急落に見舞われた株式市場。年明けの反発が期待できそうな銘柄とは?(写真:metamorworks/PIXTA)
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の突然の出現。そこにFRB(連邦準備制度理事会)によるテーパリング(量的緩和の縮小)加速の織り込みが重なり、世界の主要株価指数が急落した。 株価が下落すると株式市場のボラティリティが上がり、ボラティリティが上がると株価が下落するという堂々巡り。そのボラティリティをAI(人工知能)が24時間監視しているという厄介な現代のマーケットにおいては、リスク資産の変動がタイムリーにリバランスを誘発する。 これは、祝日前の流動性が落ちた時間だろうが容赦なし。オミクロン株への警戒が高まるとリスク資産は売りとなり、株式先物と原油先物が完全相関を示した。同時に、債券先物は買いになるため、長期金利は低下する。長期金利は低下しても、バリュエーションの高いグロース株がゴリゴリ売られる――。そんなシステマティックで難解な下げ相場だった。
本文:2,596文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
岡村 友哉