伝説的な松田優作との濃厚ベッドシーン…スキャンダルを踏み台に、波乱万丈女優・風吹ジュンの壮絶人生
風吹も「キャンティ」で密会中の二人のもとに押しかけ「風吹が、若い女性を連れて外へ出て行ったんです。なんでも、彼女、風吹さんの車に押し込められて、車の中でさんざん言われたそうですよ。『どういうつもりなの!?』って。スゴく怖かったっていってましたから」(微笑’91年4月13日号)とこちらも騒動に発展。その後、女性が川添の子どもを妊娠していることが発覚。風吹は1992年に離婚する。 スキャンダルが彼女の追い風となるのか、’91年、騒動の中で出演した竹中直人監督の映画『無能の人』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞するなど演技が高く評価される。さらに’99年の映画『コキーユ』で報知映画賞最優秀主演女優賞を獲得、’07年に主演した映画『魂萌え!』も評価され、女優としての地位を揺るぎないものとした。 50歳を超えてからも、「燃える指!年下の男と『キル・ビルな一夜』」(女性セブン’04年6月10日号)、「年下恋人と♡しっとり」(女性セブン’15年12月24日号)など、プライベートの充実ぶりも報じられる。今では孫もいるおばあちゃんとなった風吹。これまで苦しい環境やスキャンダルをばねに芸能界をのし上がってきた彼女が今、安定した幸せを手にしたことで演技にさらに深みが増すかもしれない。 取材・文:高橋ダイスケ
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