ニュースでよく見る「ベース電源」とは?
ミドル電源はどういう位置づけ?
「ミドル電源」は、ミドルというくらいですから「ピーク電源」と「ベース電源」の間に位置する電源です。LNGや石炭を燃料とする火力発電所が代表格です。電力需要が高まっても対応がしやすく、一定の出力が得られやすいのです。すべての原子力発電所が止まった状態だと、火力発電が事実上のベース電源になっている状態だと言えます。 発電方法には、お金の側面、使いやすさの側面、燃料の調達のしやすさなどの側面に、それぞれメリットやデメリットがあります。そのため、一つのエネルギー源にたよらず、電力需要の変化に対して上手に組み合わせていこうという考え方が「エネルギーミックス」です。この「エネルギーミックス」を実現するため、どの発電方法を使って年間を通じた安定的な電力供給ができるのかが注目されているのです。