甲子園歴史館、リニューアル 野球愛たぎる新施設 プロの用具触って♪ 阪神OB藤川&岩田さん /兵庫
◇展示拡張、体験型も 3日にリニューアルオープンする西宮市甲子園町の甲子園歴史館で、メディア向けの内覧会があった。従来、阪神甲子園球場の外野スタンド内だけだったが、球場南側に建設された商業施設「甲子園プラス」2階にも展示スペースを拡張。阪神タイガースや高校野球の歴史が分かる展示に加え、プロ選手が使用した野球用具に触れられるといった体験型コーナーを新設した。【花牟礼紀仁】 球場側と甲子園プラスの新設部分は陸橋で往来できる構造。展示スペースは従来の約1200メートルから約1500メートルに広がった。新設部分は主にタイガースの歴史、球場側は高校野球と球場の沿革、甲子園ボウルなどのコーナーがある。 タイガースの歴代スター選手を紹介する「ヒーロー列伝」には、矢野耀大監督や藤川球児元投手、鳥谷敬元内野手らが加わり、計24人ゆかりの道具類などを展示。球場側には、甲子園を題材とした漫画作品を拡大展示する「まんがと甲子園」や、電光掲示板導入前のスコアボードで使用していた手書きの選手名板などがある。 1日の内覧会に藤川さんと共に登場したタイガースOBの岩田稔元投手は「甲子園とタイガースの歴史を肌身で感じられた」と話した。歴史館は午前10時~午後6時、祝日と試合開催日以外の月曜休館。大人900円、高校生700円、4歳~中学生500円。 甲子園プラスは3階建て延べ約5200平方メートル。飲食店や野球専門店のほか、甲子園のグラウンドを映像で再現した打撃・投球体験施設がある。3日はオープニングセレモニーに続いて午前10時に開業する。 〔阪神版〕