SFC版『スーパーマリオRPG』が発売された日。『マリオ』シリーズ初のRPGとして大いに注目された【今日は何の日?】
文:ウワーマン ※本記事は、2023年3月9日にアップした記事を再編集したものです。 【記事の画像(3枚)】を見る 任天堂とスクウェアの強力タッグが生み出した名作 いまから28年前の1996年(平成8年)3月9日は、スーパーファミコンで『スーパーマリオRPG』が発売された日。 『スーパーマリオRPG』は、任天堂から発売されたアクションRPG。『マリオ』シリーズで初となるRPG、しかも、任天堂とスクウェア(当時)の共同開発ということで、当時のゲームファンのあいだで大いに話題を呼んだ作品だ。パックンフラワーが美声で歌い上げ「スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券付き!」と教えてくれるCMは、かなりの衝撃映像だったので覚えている人も多いのではないだろうか。 マリオの宿敵と言えばクッパというのがお約束。本作でもピーチ姫がさらわれてクッパと対決という流れがプロローグで描かれるのだが、突如空から降ってきた武器世界の魔王カジオーにピーチ姫ともどもクッパ城が奪われてしまうというハプニングが発生。お約束の裏をかくような、まさかの展開に、驚きつつも思わずニヤリとした人も多いだろう。しかも、クッパが仲間となってマリオと共闘してくれるという展開も驚き。 ゲームは斜め見下ろし視点(クォータービュー)で進行。『マリオ』ならではのダッシュやジャンプといったアクションは健在で、シリーズファンであればいつも通りの感覚でプレイ可能。敵と遭遇するとコマンド式のターン制バトルとなり、アタックやスペシャルなどのコマンドを選んで戦っていく。その際、敵や味方の攻撃に合わせてタイミングよくボタンを押すことで、ダメージを増加させたり受けるダメージを減らせたりするなど、ちょっとしたアクション要素を兼ね備えているのがユニークだった。 楽曲は『キングダム ハーツ』シリーズや『ファイナルファンタジーXV』などでもおなじみの下村陽子氏が担当。オリジナル『スーパーマリオ』のアレンジ楽曲などもあり、国内外で非常に人気が高い。 なお、『スーパーマリオRPG』の直接的な続編はなく、その後、RPGとしては『ペーパーマリオRPG』や『マリオ&ルイージRPG』シリーズなどへ受け継がれている。 いま本作を遊びたいなら、2023年11月17日にNintendo Switchで発売されたばかりのリメイク版がオススメ。グラフィックが一新され、新たにサウンドプレイヤーやモンスターリストなどさまざまな要素が追加されている。当時の雰囲気を楽しみたいという人は、2017年に発売されたニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに収録されているものを遊ぶといいだろう。
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