“顎で操作するコントローラー”で戦う難病格ゲーマー「EVO 2024」参加の夢を叶えるためのクラウドファンディングを開始…「過去の夢に、今の自分で挑戦する」
国が指定する難病のひとつ「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」の格闘ゲームプレイヤー、「Jeni」こと畠山駿也氏は、格闘ゲームの祭典「EVO」へ挑戦する渡航、大会参加費用の一部を募るクラウドファンディングを開始すると発表しました。 【画像】今回クラウドファンディングを実施するJeni氏 ◆「過去の夢に、今の自分で挑戦する」 デュシェンヌ型筋ジストロフィー症とは、遺伝子の異常により全身の筋肉が次第に衰えていくというものであり、国が指定する難病のひとつです。 Jeniさんは、病状の進行によりコントローラーが握れなくなってしまったものの、“顎で操作するコントローラー”を仲間と共に制作しプレイヤーとしてEVO Japanへ出場したり、バリアフリー格闘ゲーム交流会をプロデュースしたりと精力的に活動しています。 Jeniさんのnoteでは、かつて見た「過去の夢に、今の自分で挑戦すること」や、昨年末に実施された身体的特徴を考慮したゲームデバイスのカスタマイズ認可、来年以降の自身のコンディションの不透明さなど、今回のEVOにこだわる理由や参加へのハードルなどが綴られています。 Jeniさんは呼吸する筋力の低下により、1年半ほど前から鼻に装着するタイプの人工呼吸器を取り付けながら生活をするようになりました。海外渡航には呼吸器の管理を担う看護師を含め3名の介助者が必要となり、渡航費など総額で約400万円が必要とのこと。 今回のクラウドファンディングでは、そんなJeniさんが夢に見る「EVO 2024」へ出場するための渡航、大会参加費用の一部を支援可能。目標金額は50万円に設定されています。 支援は3,000円から可能で、アパレルや雑貨グッズを手がける「無敵時間」とコラボレーションしたTシャツがリターンとしてゲットできるプランや、ユニフォームに名前を載せるプランなどが用意されています。 Jeniさんへのクラウドファンディング受付は、2024年3月29日12時より開始予定。詳しくはクラウドファンディングページをご確認ください。
インサイド Okano
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