【イベントレポート】チュ・ジフン「照明店の客人たち」の監督キム・ヒウォンを称賛「自由に演じられた」
現在シンガポールで開催中の「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」にて韓国ドラマ「照明店の客人たち」の記者会見が行われ、キャストのチュ・ジフンとパク・ボヨン、監督を務めたキム・ヒウォン、原作・脚本を担当したカンフルが出席した。 【画像】韓国ドラマ「照明店の客人たち」の記者会見に出席したチュ・ジフン 本作は暗い路地裏に佇む照明店を舞台に、どこか変わった客人たちをめぐる切なくも温かいヒューマンミステリー。ミステリアスな店主ウォニョンをチュ・ジフン、看護師ヨンジをパク・ボヨンが演じたほか、ペ・ソンウ、オム・テグ、イ・ジョンウンらがキャストに名を連ねた。 過去に脚本を手がけた「ムービング」がヒットを記録したカンフルは「プレッシャーはあるか?」という問いに「ありますね。タッチは違いますが、『照明店の客人たち』でも“人間”を描いている部分では共通しています。韓国ではホラーやスリラーがドラマ化されるのが珍しいので、どのように受け入れられるのか……。でも自信は持っています」と答える。そして「原作で描ききれなかった感情を、キャストと監督がスペクタクルな映像で見事に表現してくれた。さらに豊かになりました。人間の愛が込められていて、12月に観るのにぴったりな作品です」とほほえんだ。 「ムービング」には俳優として参加したキム・ヒウォンは、初めて監督を務めた本作の撮影について「初日はよく覚えていて、すごく緊張しましたね。どの程度でOKを出せばいいのか、どうすれば観客に共感してもらえるかを考えました。ユニークさを表現しつつ、抵抗なく受け入れてもらえるように作っていきました」と振り返る。現場では“謙遜”を学んだと明かし「キャストは私よりも演技がうまいですし、スタッフもどうしてこんなに情熱を持てるのか、と。皆さんの手助けがあってこそでした」と充実感をにじませた。 チュ・ジフンはそんなキム・ヒウォンについて「役者同士ではありますが、現場を見る視線が第三者としての見方であるように感じていて、面白いなと」と述懐。「制作ではプリプロダクションが一番大切だと思っていますが、特に素晴らしかった。すべてが整っていたので、私の意見は主張せず自由に気楽に演じられた現場でした」とたたえる。看護師を演じるのが3回目となるパク・ボヨンは「ジャンルやキャラクターの色がまったく違いますし、看護師としての専門領域も異なるので新鮮でした」と振り返り、「キャストの皆さんの相性が素晴らしい。生と死の境界を漂っているような設定ですが、画面から調和が成し遂げられていました」と回想した。 「ディズニーがカンフルの作品を求めている理由は?」と聞かれると、カンフルは「それはディズニーさんが知っているのでは?(笑)」と照れる。キム・ヒウォンはそんな彼に目線を送りつつ、「私の幼少期は世界中の子供たちがディズニーのドラマを観て泣いたりしていました。カンフルさんの作品には、人間の心を動かす情緒があります。私やキャストもそれに心をつかまれたのですし、だからこそディズニーの作品に愛されているのでは」と答えた。 全8話の「照明店の客人たち」は、12月4日よりディズニープラスのコンテンツブランド「スター」で独占配信。初回4話がまず配信され、以降は毎週水曜に2話ずつ公開される。 (c)2024 Disney and its related entities