[山口県]投手層厚い下関国際、宇部鴻城、高川学園、勝負強さ光る柳井学園 春季県高校野球 きょうから準々決勝
春季山口県高校野球大会(県高野連主催)は26日、岩国市の絆スタジアムでベスト8による県決勝大会が始まる。顔ぶれはシード校が6校、ノーシード校は2校。第1シードの下関国際、宇部鴻城、高川学園、柳井学園はいずれも8強入りを果たした。 優勝候補の下関国際、宇部鴻城、高川学園はいずれも投手層の厚さを示した。下関国際は2回戦で大浦俊介が完封、3回戦は伊東尊生が完投、宇部鴻城も2回戦は町田創汰、3回戦は小林栞大がいずれも完封した。2試合で1失点だった高川学園も主戦の葛西泰輝ら4投手が登板。準々決勝以降でまず3校がどのような投手起用を見せるかが注目される。 柳井学園は2試合とも終盤の逆転劇で1点差の接戦をものにする勝負強さが光った。ノーシードの早鞆は3回戦でシード校の下関西に逆転サヨナラ勝ちし、勢いがある。第2シードの西京は2番の末次太智が2試合で打率7割超、3回戦の萩戦で3打数3安打と打線をけん引した。 ノーシードの南陽工は延長までもつれた2回戦を制した勢いで8強入り。第2シードの周防大島も2回戦のサヨナラ勝ちで勢いに乗り、準々決勝への切符を手にした。 26、27日に準々決勝があり、準決勝は28日、決勝は30日に行われる。優勝校は6月1~4日にかけて広島県呉市などである春季中国地区高等学校野球大会に出場する。