知事「ようやく世界が気づき始めた」 NYタイムズ「今年行くべき場所」に山口市
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アメリカのニューヨーク・タイムズが「2024年に行くべき52か所」を発表し、日本からは山口市が選ばれました。地元では戸惑いとともに、喜びの声が聞かれました。 ◇ ――ニューヨーク・タイムズの「今年行くべき場所」に山口市が入りましたが? 山口県 村岡知事(10日) 「そうなんですよね」 山口県のトップは、ドヤ顔で一言。 山口県 村岡知事 「山口の魅力に、ようやく世界が気づき始めたな!」 今年、世界にその名が広がるのは、数多くの歴史遺産と豊かな自然が共存する「西の京」、山口市です。人口約19万人、県のほぼ中央に位置するコンパクトな都市です。 ニューヨーク・タイムズが発表した「2024年に行くべき52か所」。去年、日本では岩手県の盛岡市が2番目に選ばれましたが、今年は北米、パリに次いで山口市が3番目に選ばれたのです。 市民のみなさんは… 山口市民 「え!え!え!って思って。山口県じゃないのね? 山口市でしょ? 素晴らしい!」 山口市民 「ニューヨーク・タイムズ? さすがですね。目の付け所がいい」 山口市民 「信じられないです」 ――山口市の魅力やスポットはありますか? 山口市民 「ちょっとわからないです」 ◇ 山口市の魅力について、ニューヨーク・タイムズは「寺と料理を人混みを避けて堪能」としています。 山口市にある瑠璃光寺。山口市のシンボルとしてそびえたつのは、日本三名塔の一つ、瑠璃光寺五重塔です。国宝にも指定されていることから、ニューヨーク・タイムズにも“名指し”で掲載されました。 瑠璃光寺 住職 「記事を見て初めて知りましたので、本当に驚いています。本当にうれしいことですし、光栄に存じます」 ただ、五重塔は現在、改修工事中。2026年3月ごろまで行われる予定のため、市民からはツッコミも… 山口市民 「2024年(に行くべき)じゃないんじゃない?」 ◇ コーヒーショップ「COFFEEBOY」も、記事で“名指し”されました。ニューヨーク・タイムズの関係者が直接、取材に来たといいます。 COFFEEBOY 担当者 「連絡もなく突然こられて『コーヒーボーイの取材に来ました』と言われたんですけど、本当に?(と思って)。『カフェラテと深いりのコーヒーを飲みたい』と言われて。撮影されて飲んで帰りました」 「シックな喫茶店」と書かれ、掲載されることになりました。 COFFEEBOY 担当者 「こういうふうに発表されて、すごくびっくりしています」 市街地近くの湯田温泉も、記事に掲載されました。かつて白狐(びゃっこ)が傷を癒やしていたという伝説があることから、「白狐(びゃっこ)の湯」とも呼ばれ、至る所に足湯が設けられています。 山口市民 「湯田の温泉街もうれしいじゃろうね。誇りに思わにゃいけんね」 そんな温泉街の近くで堪能できるのが、山口の定番グルメ「瓦そば」です。文字通り、瓦の上にのった熱々の茶そばは、上はモチモチ、下はカリカリ。(「瓦そば」2人前2580円/長州屋湯田店) 今回の発表に、長州屋湯田店は期待を寄せています。 長州屋 上田一成代表 「こういう(英語)バージョンも作ってみたんですね」 瓦そばの食べ方を伝えるビラを早速、英語で作成しました。 長州屋 上田一成代表 「今回選ばれたってことで、日本を代表して山口市をアピールしていきたい」 日本の山口から世界のYAMAGUCHIへ。今年、大注目です!