ファウラーら早速投入 コブラ「ダークスピード」シリーズを解説
コブラの「ダークスピード」シリーズ(フェアウェイウッド、ハイブリッド含む)が発売され、リッキー・ファウラー、ゲーリー・ウッドランド、ジャスティン・サーら多くのPGAツアープレーヤーが実戦に投入している。 【画像】リッキー・ファウラーが投入 3Dプリンターで作られた新ウェッジ
「ダークスピード」ドライバーは速度アップを図る空力形状、再設計されたPWRブリッジ、進化したAI設計のPWRシェル H.O.T.フェースといった要素を盛り込み、同社史上最も革新的とされる。 ファウラーは「期待は高かったし、僕は最低でも同じくらい良いか、優れているか、あるいは長い目で見てより優れたものになる可能性がない限り乗り換えないからね。かなり変わったなという第一印象だった」と語り、ドライバーを「エアロジェットLS」から「ダークスピードLS」に乗り換えた。 「技術的な部分で言うと、より低スピンになった。ロフトは1度上がったんだ。スピンが抑えられれば、ロフトは友達だから、エアロジェットよりコントロールできるように感じ、同じ速度を保てる」そうだ。 以下は「ダークスピード」ドライバーの3モデル。
<ダークスピードLS> 低スピンと操作性を求める最高レベルのヘッドスピードを持つプレーヤー向け。シリーズで最もコンパクトなヘッド。ドラコン王者のカイル・バークシャーにインスパイアされたロフト角8度のモデルもラインアップされており、こちらはさらに小型ヘッドで、より高速な空力設計となっている。 <ダークスピードX> 大多数のゴルファーニーズに合わせたモデル。LSより大型で調節機能が少なく、より寛容性が高い。スピードと寛容性のブレンドを目指した。 <ダークスピードMAX> 寛容性を最優先に、スライスと格闘しているようなプレーヤー向け。ドローバイアスのモデルで、プレーヤーは好みに応じてヘッドのウエートをドロー寄り、あるいは寛容性重視の設定に変更できる。
サーは昨年12月「ザ・RSMクラシック」最終ラウンドからLSモデルを投入した。「とにかく見た目がしっくりきた。全体的に、フェースはこれまでよりホット(高初速)だね。それだけにスピン量は低い。今はこのフェースに合うシャフトを探している」 全3モデルは鍵となる同じテクノロジーを共有している。ヘッドスピード向上を狙った抵抗削減のため、それぞれ特有の空力形状をしていて、各モデルの設計に特化したウエート構成が施され、打ち出し角、スピン量、寛容性の調整が可能だ。 「LS」は3グラム2個と12グラム1個、計3個のウエートポートを搭載。2個は前方に、1個は後方に配され、ドローとフェード、操作性とスピンや寛容性の調整ができる。「X」は前方と後方のウエート調節で、弾道(スピン)を調整が可能。「MAX」は12グラムのウエートを後方にセットすることでMOI(慣性モーメント)を、ヒールにセットすればドローバイアスを最大化することができる。 以下はその他のテクノロジー。