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（ブルームバーグ）： オーストラリアの政府系ファンド（ＳＷＦ）、フューチャー・ファンドは、６月までの１年間に運用資産を190億豪ドル（約１兆8500億円）増やした。株高とプライベート市場ポートフォリオの力強いリターンが寄与した。

４日発表された運用成績によると、この間の年間リターンは9.1％に上り、総資産は2250億豪ドルに達した。株式に加えヘッジファンドやプライベートクレジット投資も好調だった。

ラファエル・アーント最高経営責任者（ＣＥＯ）は発表資料で、「投資環境の変化と地政学的リスクの再燃は、われわれが数年前から警告してきたことだ」とした上で、「われわれのポートフォリオは現時点でこうした状況に対し一段と強固になっている。完全に株価に反映されている銘柄へのエクスポージャーは低めとし、金利へのエクスポージャーも低水準で、さまざまなインフレヘッジを実施している」と説明した。

同ＣＥＯによると、ポートフォリオにはこの１年間に500億豪ドル相当の変更が加えられたと述べたが、具体的には明らかにしなかった。運用資産の内訳はプライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）が約15％、オルタナティブ資産も同様の水準で、クレジットが11％。

原題：Australia Sovereign Wealth Fund Sees $13 Billion Jump in Assets（抜粋）

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