６回に左前安打を放った吉田正尚（ロイター＝USA TODAY Sports）

　レッドソックスの吉田正尚外野手（30）は19日（日本時間20日）に敵地トロントでのブルージェイズ戦に「5番・DH」で先発出場し、5打数1安打だった。打率2割4分5厘。チームは7―3で勝って5連勝を飾り、貯金を5とした。 　相手先発は昨季1本塁打を放っている右腕ガウスマン。2回先頭はカウント1―2からの4球目、外角低めに外れるスプリットにバットが止まらず空振り三振。4回先頭はカウント2―2からの5球目、内角シンカーを捉えきれず遊ゴロに倒れた。 　3―2の6回先頭は初球、カウントを取りに来た91マイル（約146・5キロ）の甘いストレートを捉えて逆方向にライナーで弾き返す左前打で出塁。その後、ゴンザレスの適時打で4点目のホームを踏んだ。ベンチに戻ると、チームメートと熱いハイファイブを交わした。 　3点リードの7回二死無走者は3番手の左腕カブレラと対戦。カウント1―2からの4球目、98マイル（約157・7キロ）のシンカーを角度を付けて打ち返すが、左飛だった。7―3の9回二死無走者は6番手の右腕フランシスのカウント2―2からの5球目、内角の厳しいところに来た96マイル（約154・5キロ）のストレートに反応するも、バットを折られて一直に倒れた。 　復帰後26打数4安打、打率1割5分4厘と調子が上がらない。好調なチームの勢いを借りて上昇カーブを描くことはできるか。