パリの有名キャバレー、ムーランルージュの風車落下 けが人はなし
パリ北部のモンマルトル地区で25日朝、有名キャバレー「ムーランルージュ」のシンボルである赤い風車の羽根が落下しているのが見つかった。同日、米CNNなどが報じた。けが人はいないという。 【写真】パリ北部のモンマルトル地区で2024年4月25日、キャバレー「ムーランルージュ」のシンボルである赤い風車が落下しているのが見つかった=ロイター CNNによると、羽根が落下した際、建物上部に設置されていたネオン「MOULIN ROUGE」の左端から3文字の「MOU」部分も一緒に地面に落ちたという。原因は明らかになっていないが、何者かに壊されたような形跡はないという。 ムーランルージュの総支配人は、現地メディアの取材に羽根の修理は「非常に、非常に近いうちにする」と話した。ショーも中止はしないという。 ムーランルージュは、1889年に開業した。激しい動きを特徴とするダンス「フレンチカンカン」で人気を集めた。同店を舞台にした映画や、ミュージカルが多数作られている。 赤い風車は開業当初からシンボルになっていたが、1915年に火事で焼失。現在の風車は20年に作られたものだという。(岩田恵実)
朝日新聞社