この舞台で4連勝も記録しているスズカコテキタイ

カペラS スズカコテキタイ 奥村武調教師 ――前走の京葉ステークスは1番人気に推されましたが11着でした。レースを振り返ってください。 奥村武調教師(以下、奥):連戦の疲労は懸念材料としてありましたが、仕上がり自体問題なかったですし体調も悪くなかったと思います。ただ競馬に行ってみると馬が全くファイトしていなかったので、結果的には連戦で頑張ってきた疲れがあったのかもしれません。 ――少し間隔があきましたが、今回カペラステークスを選択した意図は。 奥:元々春の段階で暮れはカペラステークスを目標にしていましたし、順調に賞金加算が出来れば東京盃からJBCスプリントというローテーションも予定していましたが、前走で負けてしまったことでそれが不可能になってしまったので、夏場は北海道で休ませました。それで当初から目標にしていたカペラに向かうことにしました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 奥:暑さに弱いタイプなので前走後は北海道へ放牧に出しましたが、今年は猛暑の影響で夏負けしてしまいました。この馬は休み明けではイマイチ気持ちが乗らないところがあるので本当は1回使ってからカペラに向かいたかったですが、正直夏場を上手に過ごせなかった影響で調整に少し時間がかかっています。 ――11/29(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 奥:レースに向けての気持ちを作るため、前の馬を追いかける形でしっかりやりました。夏負けでラクをさせた分馬は元気で肌ツヤも良く体調は申し分ないですが、まだ気持ちの面は物足りない感じがします。 ――今回は久々になりますが、休養前と比べて変化を感じるところはありますか。 奥:基本的に大人しい馬ですが、今回は久々もあってより穏やかで気持ちがまるくなっている印象です。当初は予定していませんでしたが、最終追い切りは岩田さんに追い切りに乗りに来てもらって、馬の気持ちを乗せていこうかとも考えています。 ――レースに向けて意気込みをお願いします。 奥:今年は猛暑で夏場を順調に過ごせませんでしたが、寒い冬場は得意な馬ですからね。ここが良いステップになれば、と思います。