阪神・近本 7試合ぶり1番で快音 岡田監督に本音「1打席目が楽に打てる」16打席ぶり安打が適時打
「阪神7-2ヤクルト」(19日、甲子園球場) 執念の一振りで貴重な追加点を奪い取った。「初球から思い切って。最近の自分の中のトレンドの一つでもあるんで。いい結果になったのは良かった」。阪神・近本光司外野手が11日・DeNA戦以来、7試合ぶりの「1番」で勝利への流れを引き寄せた。 【写真】ニッコニコの岡田監督 節目の500勝は全く知らず「意味が分からへんかった」 試合前、岡田監督と話し「(1番の方が)1打席目が楽に打てる」と本音を伝えた。走者の有無に関係なく「1番だったら割と操作しやすいなって。慣れてるっていうのもある」と“切り込み隊長”として背負ってきた打順で試合に臨んだ。 四回、勝ち越しに成功しなお無死満塁。高めに浮いた石川の直球をコンパクトに一振りで仕留めて右前に。16打席ぶりの安打が適時打となった。「四球の後とか関係なしに、その前の打席からしっかり打ちにいけたんで」。絶好機を逃さなかった。 近本にとって「思い切り」=「積極性」ではない。「2ストライクでも見逃すっていうのも大事。打席の中で冷静になれるかが重要」。心がけている「思い切り」精神が3打席目の初球打ちとなって功を奏した。これからも打線をけん引していく。