アトレティコ、ラ・リーガ4位の座をかけてビルバオとの決戦へ…シメオネ「シーズンで最も重要な試合?私は12年間ずっと『一試合ずつ』だ」
27日のラ・リーガ第33節、アトレティコ・デ・マドリードは本拠地シビタス・メトロポリターノにアトレティク・クルブを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、前節アラベス戦(0-2)の敗北から勝利を取り戻す意欲を示している。 4位アトレティコと勝ち点3差で5位につけるアトレティックの直接対決。ラ・リーガ前半戦のアトレティック戦を落としているアトレティコは、この試合に敗れれば当該対決の成績で5位にまで順位を落とすことになる。シメオネ監督がシーズンの最初から指揮を執る2012-13シーズン以降、3位以内を維持してチャンピオンズリーグ出場権を獲得してきた同チームにとっては、まさに勝たなければならない一戦だ。 ただ、シメオネ監督はこの試合がシーズンで最も重要であるかとの問いに同意することはなかった。アルゼンチン人指揮官は一戦必勝の哲学、パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、一試合ずつといった意味)の言葉を口にしている。 「各試合がそれぞれに重要なものだ。私がこの12年間貫いてきたことから離れることはない。パルティード・ア・パルティードだよ」 「悪いプレーを見せた日曜の試合(アラベス戦)から状況をひっくり返したい。私たちはホームでプレーすることに、ファンの前でプレーできるることに大きな期待を抱いている。良い試合をしたい」 「ビルバオはマドリードに次いで失点数が少ないチームであり、それが彼らの特徴をひとりでに物語っている。コパ優勝のことを話さずとも、彼らはここ30シーズンで最も素晴らしいリーグ戦を送っているんだ。彼らは激しく、アグレッシブなチームであり、そのプレッシングの方法は明確で良質なカウンターを仕掛けてくる。とても良い形でフットボールをプレーしているね」 シメオネ監督はまた、今季限りでの引退を発表したアトレティックMFラウール・ガルシアについても言及。アトレティコでも9シーズンを過ごした同選手のことを、「とても偉大なプロフェッショナル」と形容している。 「まず人間としての彼は、アトレティコのためにすべてを与えてくれた特別な男だった。私たちは彼と一緒に、とても素晴らしい日々を過ごしている。またスポーツマンとしての彼はとても偉大なプロフェッショナルで、いつだって出場に向けて備えていた。その姿勢はビルバオでも変わらず、明日の試合でも同じことだろう」 「明日、スタジアムは彼のことを歓迎し、称賛するはずだ。私たちも彼には愛情を抱えており、強く抱擁を交わしたいと思う」