上高地の冬の朝、空気きりり 北アルプスの岩峰、明神池の水面にも
10日午前6時半過ぎ、上高地の梓川のほとりから見上げる奥穂の稜線が少し染まったものの「朝焼けの穂高に期待」との思いはあっさり裏切られた。 【写真】雪をまとった岩壁と青空。徳沢近くから望んだ穂高連峰
だが、さすが上高地。ちょっと足を伸ばせば、きちんと映えてくれる。穂高神社奥宮の明神池では見上げる岩峰が水面に逆さ写しに。せせらぎの音に包まれて神妙な気持ちになる。
さらに歩を進め徳沢に近づくと前穂高岳、明神岳の雪をまとった岩壁が青空に映えている。陽の当たるベンチで一休みしていると遠くから雪崩の音が…。
まもなく越年登山の時期。皆さんご安全に。(メディア局専門委員 中村貴士)