母国ウクライナへの侵攻 苦しみをヤストレンスカが表現「私たちには支援が必要」<女子テニス>
SNSで発表
女子テニスで世界ランク29位のD・ヤストレンスカ(ウクライナ)が22日、配信シングル「Hearts」をリリースした。母国ウクライナを歌ったもので、チェコの歌手ロダンとラトビアのラッパーであるループアウトとコラボしている。 【動画】ヤストレンスカの新曲「Hearts」 23歳のヤストレンスカは「D.Y.」という名義で2020年と2021年にシングルスを数枚リリースしていたが、2022年2月にロシアが母国ウクライナに侵攻して以降は音楽活動をストップしていた。 1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で4強入りを果たしたヤストレンスカは当時「歌うのは好きだけど、今となっては少し過去のこと」とコメントしていたが、同時に「でも、2月には新曲が1曲出るかも。私たちは3人で、3つの異なる国で一緒になって、素敵な曲を作る」とも語っていた。 新曲「Hearts」はウクライナの現状を歌った楽曲。ヤストレンスカはSNSで「これは、私の国のこと、子どもたちのこと、そして私たちには支援が必要だということをすべての人々に思い出させるもの。人々が戦争のことを忘れ、疲れてきているのは知っているけれど、私たちは勇気を持ち、団結する必要がある。この曲は強さと成熟について歌っている」とつづった。