イルカ事故は同じ個体か 福井、13人負傷で注意喚起
福井県の海水浴場などで2022年以降、遊泳客が野生イルカに手などをかまれる事故が相次いでいる。敦賀海上保安部によると、24年は13日までに13人が負傷。中には手の指を20~30針縫う約1カ月のけがをした小学生もいた。専門家は、ミナミハンドウイルカの同じ個体による可能性があると指摘し「今後、行為がエスカレートすることもありえる」として注意を呼びかける。 【写真】ロシアに「イルカ監獄」、97頭の運命は? 解放か死か、混迷極まる 19年
海保によると、県内では少なくとも22年に1人、23年に5人が被害に遭った。今年は過去2年間を上回るペースで起きており、13日も敦賀市の白木海水浴場で愛知県豊田市の男性(40)が、右手親指や左足をかまれる軽傷を負った。