12月の土曜は「テクテクオットセイ」! 散歩姿間近で見学 浅虫水族館(青森市)
青森市の県営浅虫水族館は12月の毎週土曜日、水槽前の通路でキタオットセイの散歩姿を間近に見学できるイベント「テクテクオットセイ」を行っている。初日の7日は、水槽から出たオットセイが通路で愛らしい姿を見せ、子供たちの人気を集めた。 青森県周辺の海では野生で生息し、身近である一方、全国では四つの施設でしか飼育していないキタオットセイについて知ってもらおうと、2年前からイベントを開いている。 この日は、イヨ(推定13歳)、チヨ(同)、オカヨ(推定12歳)のいずれも雌の3頭が登場。素早く移動しながら、飼育員の指示通りに逆立ちしたり、真っすぐに立ったり、拍手したりするなど、2カ月ほど練習してきた成果を見せた。また、ホッケやニシンなどの餌を食べる様子も披露。飼育員の春日紗英さん(29)がキタオットセイの生態などについて解説した。 来場者はオットセイの毛並みや息遣いなどを間近で感じ、大喜びだった。弘前市から来た板橋爽真ちゃん(6)は「鳴き声がかわいかった。思っていたよりも動きが速かった」と笑顔を見せた。 イベントは14、21、28日の午前11時から10分程度行う。