まさに「立冬」 山間部では積雪
立冬の7日、青森県内は西高東低の冬型の気圧配置で寒気が入り込み、暦通りの寒さとなった。青森市の山間部酸ケ湯では積雪が午後8時現在で30センチを記録し、平野部でもみぞれやあられが降るなど、冬の到来を感じさせた。 青森地方気象台によると、同日の各地の最低気温は、青森市酸ケ湯氷点下3.4度、平川市碇ケ関0.7度、弘前2.4度、青森2.8度、八戸3.6度など。23観測地点のうち12地点で今季最低となった。 標高925メートルの酸ケ湯温泉では6日夕方に初雪を観測し、7日正午には積雪が28センチに達した。同日は観光客らが雪景色に歓声を上げる姿や、宿泊客が車に積もった雪の片付けに追われる姿が見られた。 静岡県富士市の田副直樹さん(74)は「朝起きて真っ白でびっくりした」と一晩で変わった景色に驚いた様子。車がノーマルタイヤなので延泊を決めたといい、「あすも帰れるかどうか」と駐車場の雪かきに悪戦苦闘していた。 積雪の影響で、県道路課は7日、国道102号の十和田市惣辺-同市子ノ口間(12.9キロ)、同394号の七戸町山舘-青森市田代十文字間(15.8キロ)、県道岩崎西目屋弘前線の西目屋村津軽峠-同村暗門間(8.7キロ)の3区間を全面通行止めとした。解除予定は8日正午。 同気象台によると、8日も寒気の影響で冷え込み、主な地点の予想最低気温はむつ0度、八戸2度、青森と弘前3度、深浦5度。