小野千恵子「夫の小野伸二と離れて暮らす環境で母として大切にしてきたこと」を振り返る
元プロサッカー選手の小野伸二さんの妻で、モデルで実業家の小野千恵子さん。2008年にドイツリーグに移籍してから2023年に引退するまで、小野伸二さんは単身赴任。離れて暮らすパパと娘の関係を築くために、心がけていたこととは? 【画像】「素敵なファミリー!」小野伸二選手の引退試合終了後の引退セレモニーで撮影した家族ショットなど(全18枚)
■子どもの前でパパのことを悪く言わない ── 離れて暮らすパートナーと、どのように子育てを共有されていましたか。 小野さん:子育ての方針や子どもの進路のことで、夫婦で意見が分かれるということはなかったです。夫は「教育に関しては専門ではないから、千恵子に任せる」というスタンスなので、学校のことなどは、私が担当してきました。
夫は、教育について口を出しません。ただ、子どもたちが好きなことを見つけて頑張れているのは、パパの影響が大きいと思います。親自身がやりたいことだけをやって生きている姿を見せている、それ以上の説得力はないですよね。 子どもたちは、パパが輝いているところだけでなくて、つらいところや大変なところ も見ています。「好きなことだからこそ、これだけつらいことも頑張れるんだ」ということを肌で感じていると思います。
パパの背中を見て、「やりたいことをやるというのはこういうことだ」とわかっているからこそ、自分が壁にぶつかったとき、「乗り越えないといけないのかも」と思って、頑張ることができたのではないかと思います。 ── 離れていてもパパの存在は大きかったのですね。単身赴任のお父さんと娘さんの関係を築くのは難しいという話もよく聞きますが、お母さんとして心がけていたことはありますか。 小野さん:これだけは本当に気をつけていたことなんですけど、子どもの前でパパを悪く言わないことですね。
お母さんからお父さんの悪口を聞かされていると、子どもはお父さんをバカにしたり、嫌いになったりしてしまうと思っていたので、それだけはしないようにしていました。もし夫に対して思うところがあったとしても(笑)、それは子どもの前では見せないようにして。 子どもたちにはパパをリスペクトしていてほしかったので、パパのいいところは子どもたちの前で褒めるようにしていました。あとは、何かを買うときは「パパが買ってくれたんだよ」と伝えたり、高額のものを買うときには電話でパパにお願いさせるようにしたり。そういうことは心がけていました。
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