【衆院選ネット世論分析】発信力で国民民主・玉木代表が圧倒、SNSで情報収集・発信・投票する新たな有権者層が出現
■ 発信力では国民民主党の玉木代表が圧倒 谷原氏:実際に選挙期間中に党首のツイートがどれだけバズったかをみると、国民民主党が圧倒的に多い結果となっていました。固定ファンを持つ百田尚樹氏の率いる日本保守党も多いですが、国民民主党の玉木代表の(気安く話しかけやすい)コミュニカティブなツイートが目立っていたと感じます。 さらに希望的推測を申し上げると、今までネット上の政治コミュニケーションはほとんどが批判と悪口ばかりでしたが、そうした様子に疲れを感じる人たちが一定のボリュームを形成してきたのではないでしょうか。そうした中、国民民主党のように「対決より解決」を掲げて、他党の批判に終始するのではなく、建設的に政策議論をしましょうよというスタンスが支持を集めたのかもしれません。 身も蓋もないですが、ネット世論がどうとかいうより真っ当に経済政策を議論しようという姿勢が若年層を中心に刺さったのかもしれません。そういった層がネット上で一定可視化されてきたということが、今回の得票数とX上の人気の相関に表れていたのだと思います。 >>(続きを読む)【衆院選ネット世論分析】40代前後で争点が分断か、フィルターバブルで「政治とカネ」は若者に刺さらず?
谷原 つかさ/河端 里咲