中日・尾田剛樹、「自信につながる」4盗塁 井上監督も期待「バンバン走って自分で覚えるしかない」【フェニックス・リーグ】
◇18日 秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」 中日8―4四国IL選抜(生目第二) 中日の尾田剛樹外野手(24)が18日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の四国IL選抜戦(生目第二)に「1番・中堅」でスタメン出場し、4盗塁を決めた。快足を生かして来季の1軍に定着するため、果敢に先の塁を狙っていく。試合は中日が8―4で快勝した。 塁に出る度に尾田が二塁を陥れた。3安打1四球で4度出塁し、4個の二盗をマーク。「これだけ盗塁を決められたということはこれからの自信につながる」と納得の表情を浮かべた。 1回は右前打で出塁すると、二盗。田中の中前打で三塁に進み、打者・村松のときの相手捕手の悪送球で同点のホームを踏んだ。その後の3盗塁も全て次打者の3球目までに決め、「4つとも初球からというわけにはいかなかったので、初球から走れるようにしたいです」と振り返った。 開幕前に支配下選手登録されて始まったプロ1年目は代走を中心に65試合に出場。しかし、4盗塁、5盗塁死と快足を生かせなかった。4日のDeNA戦(バンテリンドームナゴヤ)では、2点を追う9回2死一、三塁で代走で出場したが、二盗に失敗して試合終了。「僕が同点の走者だったので、決めないといけない場面」と悔しがる。 井上監督は「時には足や小技も使って」と戦い方を語る。さらに、「ああいうところで使われるのが仕事。尾田を出したら走れますという部分を見せてくれないと。フェニックス・リーグでバンバン走って自分で覚えるか自信をつけるしかないという話はしています」と期待をかけた。「来季は最低2桁は走りたい」と尾田。悔しいルーキーイヤーを糧とし、飛躍を目指す。
中日スポーツ