リーグ優勝決定シリーズ第3戦【ヤンキース5－7xガーディアンズ】延長10回＠プログレッシブ・フィールド

9回裏に起死回生の同点2ランを放ったガーディアンズのジョンケンジー・ノエル（MLB Advanced Media）

　日本時間10月18日、ヤンキースとガーディアンズが対戦するア・リーグの優勝決定シリーズは決戦の舞台をプログレッシブ・フィールドに移して第3戦を迎えた。試合はガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセがセーブに失敗したものの、9回裏二死から代打ジョンケンジー・ノエルが起死回生の同点2ラン。10回裏にはデービッド・フライにサヨナラ2ランが飛び出し、7対5で劇的な勝利を収めた。勝利投手はガーディアンズ8番手のペドロ・アビラ。ヤンキース7番手のクレイ・ホームズが痛恨の被弾で敗戦投手となった。 【動画】ガーディアンズのジョンケンジー・ノエルが起死回生の同点2ランを放つ 　ヤンキースがクラーク・シュミット、ガーディアンズがマシュー・ボイドの先発で始まった一戦は、2回表一死2・3塁からホセ・トレビーノのタイムリーでヤンキースが1点を先制。しかし、ガーディアンズは3回裏一死1塁から新人カイル・マンザードに2ラン本塁打が飛び出し、逆転に成功した。 　初戦からの3連敗だけは避けたいガーディアンズは6回裏に機動力を絡めて一死3塁のチャンスを作り、アンドレス・ヒメネスのタイムリーで1点を追加。8回表二死1塁となったところで守護神クラセをマウンドに送った。 　ところが、ヤンキースがクラセを攻略。アーロン・ジャッジがライトへの2ラン本塁打を放って3対3の同点に追いつくと、続くジャンカルロ・スタントンにもソロ本塁打が飛び出し、4対3と一気に逆転した。9回表にはグレイバー・トーレスの犠飛で1点を追加。ヤンキースがこのまま3連勝でワールドシリーズ進出に王手をかけるかと思われた。 　しかし、ガーディアンズは9回裏二死からレーン・トーマスがフェンス直撃の二塁打を放つと、代打で登場したノエルが起死回生の同点2ラン。そして10回裏二死3塁からフライがサヨナラ2ランを放ち、劇的な勝利でシリーズの対戦成績を1勝2敗とした。