ECB、「しばらくの間」金融緩和期に入る-ポルトガル中銀総裁
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)はしばらくの間、金融緩和期に入るとの見方をECB政策委員会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁が16日示した。
同総裁はリスボンでの記者会見で、インフレ率2%の「目標に適合する自然利子率が現在の金利水準を明らかに下回っていることを考えれば、しばらくの間は金融緩和が続くと予想すべきだ」と指摘した上で、「急ではなく、緩やかであることが好ましい」と語った。
「われわれ皆も市場も、金利引き下げ期は6月に始まるという見通しを持っている」とも述べ、「欧州のインフレ率は低下している。持続的な低下だ」と説明。「インフレ率が2%に近づいていることは重要であり、現実だ」と話した。
センテノ総裁によれば、「決定は会合ごとに、その会合時点で得ているデータに基づき」行われる。
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原題:Centeno Sees ECB on Path of Rate Reductions for ‘Some Time’ (抜粋)
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Zoe Schneeweiss