ロバート・ダウニー・Jrが1人4役に挑んだドラマ「シンパサイザー」、パク・チャヌク監督が撮影秘話を明かす
本作をドラマシリーズで撮ろうと考えたことについては「映画であれば脚色の段階で割愛しなければならないキャラクターがいることもありますが、本作では原作のキャラクターをそのままドラマに登場させています。シリーズを通じてキャラクターを掘り下げていけるのが強みですね」とドラマシリーズならではの長所を強調した。
他国の歴史を韓国人監督が撮ることについての難しさについては、「特に悩みませんでしたね。例えば、ドイツ人が韓国の歴史についての作品を作ったとして、どのように撮ったのか気になりますよね。外国人だからこそ見えてくる客観性があると思うんです。幸い、原作者が存命だったこともあり、いろいろな話を聞かせてもらえたことで作品の意図を理解し、自分なりの映画的要素を込めて映像化できました」と語り、「原作を尊重することが大切」だと付け加えた。
なお、本作は現段階では日本での配信は未定となっている。(土田真樹)