旧統一教会がおはら祭の踊り連に参加申請 前年参加への抗議受け「参加基準」新設、鹿児島市の判断は…
鹿児島市で11月に開かれるおはら祭に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)鹿児島家庭教会=同市=が踊り連の参加を申し込んだことが27日、教団などへの取材で分かった。教団が昨年参加し、同祭振興会事務局の市に抗議が寄せられたため、振興会は参加を拒否できる規約を設けており、今後可否を判断する。 【関連】鹿児島市の一大イベント・おはら祭に「参加条件」新設 振興会が「ふさわしくない」団体断る根拠を明示 前年、旧統一教会の踊り連参加めぐり抗議30件超
同教会によると、7月中旬、教団名義で信者ら80人の参加を申請。代表者は規約を踏まえ、「拒否なら信教の自由の軽視だと思う」と話した。8月27日、参加を認めるよう求める要望書と嘆願書を市に提出した。 昨年は教団から約60人が参加し市に30件以上の抗議があった。振興会は「一定のルールが必要」として、「参加をお断りする踊り連等」を定めた規約を作成。暴力団や反社会的団体、単に広告目的の踊り連のほか「開催に支障をきたすなど、参加がふさわしくないと判断した」場合に参加を拒否できるようにした。関係者によると、規約は昨年の抗議を念頭につくられた。 振興会は「申請者については話せない」とした上で、断る場合は当事者に理由を説明するとしている。
南日本新聞 | 鹿児島