寒川・田端→茅ケ崎 越境通学認めて 県道横断は危険…保護者ら署名提出
神奈川県寒川町田端地区から町立小学校に来春入学する新1年生の保護者らが13日、交通量の多い県道を横断して登下校するのは危険などとして、隣接する茅ケ崎市立小への越境通学を認めてほしいと求める要望書と158人分の署名を町教育委員会に提出した。 要望書によると、県道により分断されている同地区のうち、隣接の同市側に住む児童は車の通行量が多い県道を横断して通学している。信号も5分以上変わらないこともあるという。このため、同市側の同地区の児童は、同市立小への通学が選択ができるよう通学認定の改正を求めている。 要望書を提出した上野裕依子さんは長男が来春、町立南小に入学予定。しかし、同小より約500メートル近い市立浜之郷小への入学を希望している。上野さんは「息子1人で通行量の多い道路を横断するのは心配なので送り迎えが必要になる」と訴えた。町教育委員会は「要望は重く受け止める。他部署とも連携して対応を検討したい」としている。
神奈川新聞社