マレー「ここでもう1度プレーする機会を…」ウィンブルドン出場を望む<男子テニス>
ウィンブルドン
7月1日に開幕するテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の男子シングルスとダブルスに出場する元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)が6月30日に会見に登場。現在の状況を説明した。 【錦織圭、西岡良仁、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ】 現在シングルス世界ランク113位のマレーは2013年と2016年のウィンブルドン王者。今年は引退を示唆するなかで迎えた大会となった。 しかし、先月19日に行われたシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)2回戦を腰の負傷により途中棄権すると、その後同箇所の手術を敢行。手術から約10日間でウィンブルドンの初戦を戦うことになった。 その間、マレーは兄のJ・マレー(イギリス)とともにダブルスに出場することを発表。現時点で単複2種目にエントリーしている。 そのマレーは6月30日に記者会見を行い、現状を説明した。 「クイーンズ(シンチ・チャンピオンシップス)から10日ほどは、明らかにタフな日々だった。背中の手術をしたのは大きいし、それは些細なことなんかではない。ただ、この大会をスタートさせるために、できる限りのことをしようとしてきた。それで十分かどうかはわからない。ここ数日練習した。今日は1セットプレーした。でも、脚の感覚はまだ100パーセントじゃないんだ。日に日に良くなってはいる。数日前にも言ったように、できる限りのチャンスを与えたい」 「腰痛がないのはとてもいいこと。でも、僕が抱えていた問題を説明すると、かなり大きな包嚢があって、それが神経を圧迫していた。それ自体は良くなってきている。神経が完全に機能を取り戻すのにどれくらいの時間がかかるかは何とも言えない。何ヵ月もかかる人もいれば、何週間かかかる人もいる」 「ダブルスが始まるまでの3、4日間、これまでのように回復し続けることができれば…。今日はいい選手と1セット戦った。いいプレーができていたし、いいボールを打っていた。まったく問題なかったよ」 最後に、37歳のマレーはウィンブルドンでのプレーを心から望んでいると明かした。 「僕はここでもう1度プレーする機会を得たい。それが僕の求めていることなんだ。今はそのチャンスが欲しいと感じている」 マレーは現地2日に組まれている世界ランク39位のT・マハーチ(チェコ)とのシングルス1回戦が単複通じて初戦となる。出場可否は1日の夕方ごろまでに決めると語っている。