制服や下着など盗み女子高校生の背中を刺した男「事件に気が付いたのは自宅で目を覚ましたとき」「覚えていないが制服マニアだから」法廷で語ったこと
今年1月、宮崎県都城市内の住宅で制服などを盗み、寝ていた女子高校生を刺すなどして、強盗殺人未遂と住居侵入の罪に問われている男の裁判員裁判です。 【写真を見る】制服や下着など盗み女子高校生の背中を刺した男「事件に気が付いたのは自宅で目を覚ましたとき」「覚えていないが制服マニアだから」法廷で語ったこと 男は、15日の被告人質問で、犯行時のことについて「断片的にしか覚えていない」などと述べました。 起訴されているのは、都城市の無職、宮城 功 被告(27歳)です。 起訴状などによりますと、宮城被告は、今年1月、都城市内の住宅に侵入。 制服や下着など20点を盗み、就寝していた女子高校生の背中をアウトドアナイフで突き刺すなどしたとして、強盗強盗殺人未遂と住居侵入の罪に問われています。 15日は、宮崎地裁で、被告人質問が行われました。 犯行までに大量の酒を飲んでいたという宮城被告は、家に侵入した目的について聞かれると・・・ (宮城 功 被告) 「後日、私の家からいろんなものが見つかってるので、何か物盗りの目的で入ったっちゃろうかなと思ってます」 事件に気が付いたのは自宅で目を覚ましたときで、犯行時の記憶は「断片的にしか覚えていない」と話しました。 また、被害者については・・・ (宮城 功 被告) 「起きたと誤信して、多分、右手で口を押さえ、左手でナイフを持ってるので、首をかっ切ろうとしたと思います」 一方で、「心身ともに傷を負わせたので、決して許されないことですけど、申し訳ないと思ってます」と反省の言葉を述べました。 宮城被告は、これまでオークションサイトで中学校や高校の女子生徒用の制服を購入していたことが明らかとなっていて、今回、制服を盗んだ理由についても「覚えていないが、自分は制服マニアだから」と話しました。 一方で「侵入するまでは、家に誰が住んでいるかは知らなかった」と述べました。 また、事件を起こした原因について「ひとつ目は失業、もうひとつは、失業によってローンとか金銭問題か破綻したことと、あとは、信頼してた親族からは、訴訟を宣告され、精神的に病んでたことと、あとは、お酒によるものと認識しています。」と説明しました。
裁判は量刑が争点となっていて、次回公判は今月19日に行われ、判決は22日に言い渡されます。
宮崎放送