「額縁入りで飾られていた」安倍元首相と旧統一教会幹部「密接写真」の衝撃「注目すべきは安倍さんの服装」
「あの写真は都内の拠点に、額縁入りで飾られていたものです。教会に出入りしている人間なら、いくらでも複写できたはずですね」 【写真あり】出棺の際、沿道にいたほぼすべての人がスマホを構えた こう明かすのは、旧統一教会の現役幹部だ。 総裁選の真っただ中の自民党に激震が走った。朝日新聞が9月17日付の一面トップで、安倍晋三元首相と旧統一教会の会長らが、2013年の参議院選挙の直前、自民党本部の総裁室で面談した際の写真を報じたのだ。 写真に写っている政治家は、安倍元首相と、当時首相特別補佐だった萩生田光一元経産相、実弟の岸信夫元防衛相。一方、教団側は、当時日本の教団会長だった徳野英治氏と現在の教団世界会長の宋龍天氏、さらに「国際勝共連合」の太田洪量会長と幹部2人だ。 朝日新聞の取材では、複数の関係者が、「教会側による自民党候補者の選挙応援を確認する場だった」と証言しているという。 先の幹部がこう続ける。 「安倍さんがブレザー姿でしょ。あれを見れば、永田町事情に詳しい人なら、日曜日だなとピンとくる。安倍さんは平日ならスーツ姿のはずですからね。 つまり、日曜日にわざわざ自民党本部に来て、教会側の幹部と面談したということです。ちょっと近くに寄ったからと空き時間に会ったわけじゃない。一国の総理が時間を作って会ったということ。教会には名誉なことだから、飾るのも当然なんですよ」 自民党と旧統一教会との関係については、これまで衆参を問わず、多くの国会議員が選挙で教団信者から応援を受けたり、教団関係のイベントであいさつや祝電を打ったりしてきたことが明らかになっている。 自民党は、議員個々へのアンケートを実施。この結果をもとに、茂木敏光幹事長が2022年8月、「党として関係部門に確認するように指示し、これまでいっさいの関係がないことを確認した」と断言していた。 しかし、今回の報道で、自民党総裁が党本部の総裁室で面談までしていたことが白日の下にさらされた。 「これで、自民党がもう一度、旧統一教会との関係性について追及されることは間違いないでしょうね。総裁選にも甚大な影響を与えそうです。特に、旧統一教会との関係性が指摘されている小林鷹之議員は大きなダメージをうけそうです」(政治担当記者) 誰が総裁になっても、説明責任が残るのは間違いない。