（左から）松本若菜、Snow Man 深澤辰哉

　松本若菜が主演を務める木曜劇場『わたしの宝物』（フジテレビ系）の舞台挨拶＆最速上映会が10月17日にユナイテッド・シネマお台場で開催。主演の松本と共演のSnow Man 深澤辰哉が登壇した。 【写真】終始イジられていたSnow Man 深澤辰哉 　本作は、夫以外の男性との子供を、夫との子と偽って産んで育てる「托卵（たくらん）」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く恋愛ドラマ。主人公の神崎美羽を松本が演じるほか、美羽の夫・神崎宏樹を田中圭、美羽の幼なじみ・冬月稜を深澤が演じる。 　今回の舞台挨拶の司会を務めたのは、深澤と朝の情報番組『ノンストップ！』（フジテレビ系）で共演する三上真奈アナウンサー。ステージに上がるや否や椅子の場所を間違える深澤の背中をポンッと押し、深澤は「ごめんなさいね～」と開口一番、謝罪からスタート。三上アナから「立ち位置を間違えた深澤さん」と紹介される始まりとなった。 　撮影が始まって1カ月。すでにある程度の話数を収録していると明かす松本は、「美羽が置かれている環境だったり、心情が少しづつ変わってきているので、演じながらそういったところで機微をつけていけたらと思っています」と美羽を演じる上での思いを話す。 　松本と深澤は今作で初共演となる。芝居を重ねている深澤は、「演じていくうちに、本当に幼馴染だったんじゃないかと思わせてくれるというか。表現がすごくて、引っ張っていってもらいながら撮影できていて助かります。支えてもらってます」と座長を務める松本への感謝を示した。 　美羽の夫・神崎を演じる田中圭は、スケジュールの都合でビデオメッセージでの登場という形となった。松本と田中は同年齢で、今回が3度目の共演。「元気よく女優さんらしからぬ挨拶の仕方で、みんなに愛される人だなと感心しています」と松本の素の表情を明かしつつ、深澤の印象を聞かれた田中は、「深澤さんって、誰ですか……？」とボケモードを発動。インタビュアーとのやり取りがしばらく続きながらも、「辰哉はね、意外と抜けたとこも実際あるし、天然なところもあるんですけど、めちゃくちゃ計算高いですね」と深澤の本性を見抜いていた。イジリ倒された深澤は嬉しそうに笑みを見せながら、「圭くんはお兄ちゃんっていう印象ですし、若菜さんはお姉ちゃんみたいな感覚です」と2人の印象を話していた。 　松本と深澤の撮影時のエピソードになると、深澤が「ロケがけっこうあって、どっちが雨……」と話し出すが、それに松本が食い気味に「またその話？」と怪訝な表情を見せる。どうやら2人は「雨女、雨男論争」でずっと揉めているようなのだ。だが、それに松本がたまらず、深澤の撮影シーンになるといつも雨が降り出すことを捲し立てながら、話し慣れた様子で説明する。三上アナの提案でジャッジは会場に集まったファンの拍手の数に委ねられ、満場一致で深澤が雨男に決まった。これに深澤は「分かりました。決着はつきました。俺が雨男ですわ！」と観念した様子だ。 　『わたしの宝物』のタイトルにかけて自身の宝物を聞かれると、松本は「愛猫のもずく」と回答。続けて、深澤は「僕はやっぱ応援してくださってるファンの皆さんですかね」とドヤ顔で答え、会場には拍手が響く。得意げなポーズに松本からツッコまれながらも、深澤は「冗談とかではなく、応援してくださる、支えてくださるファンのみなさんがいなければ、僕たちはステージに立つこともできなかったりするので。みなさんには感謝だし、 僕たちにとっての宝物はみなさんかなと思います」ともう一度真摯に目の前のファンに伝えていた。 　最後に主演の松本は、「今までにないドラマになっていると思います。それは私たち制作陣、キャストそれぞれ覚悟ができています。その覚悟が伝わるといいなと思っていますし、私たち以外に出てるキャストの方たちも本当に素晴らしい方たちばかりで。それぞれ誰かの目線になって感情移入できると思いますし、2話、3話と続くにつれてきっと視点が変わってくると思います」と『わたしの宝物』の見どころをコメントした。