カーヴィデニムの次はこれ! 古着風ルーズフィットデニムがすごい!24年秋冬デニムトレンド
個性的な形のデニムが最近のトレンドですが、この秋、新しく発売されたwoadblueの新モデル「SALUU」も凝ったシルエットで人気なんです。今回はエディター坪田が溺愛する新作について深掘りします。 【写真】明日何着る?40代コーデ ◇坪田あさみ エディター・ライター 大学卒業後、出版社勤務を経て独立、女性誌や広告、カタログを中心にフリーランスのエディター・ライターとして活躍。最近はアパレルブランドとの協業や講演なども精力的に取り組む。インスタ@asamit1201では毎日の着こなし「EVERY DAY OUTFIT」を更新中。著書に大人のおしゃれメソッドをまとめた『大人のおしゃれはこなれがすべて~40歳からのFashion&Beauty Method~』(PARCO出版)がある。
一度はくとやみつき! シンプルコーデがこなれて見えるかっこよさ!
woadblueというデニムブランドのなかでも私が推しているのが「SALUU」。このモデルについて詳しくご紹介させてください。
私の激推しデニムwoadblue「SALUU」がこちら。色はヴィンテージブルー。メンズライクな古着風の手の込んだ加工が施されています。腰ではくと古着風のムード、ウエスト位置ではくとハイウエストになり、脚長効果が抜群なんです。 デニム/ASAMI TSUBOTA×woadblue ニット/MIESROHE バッグ/Jil Sander 靴/PELLICO
前の写真と同じモデル「SALUU」。サイズも同じですが、こちらはウエストではなく、腰まで落としてルーズにはいています。はき方で雰囲気を変えて楽しめる2wayという新しいデニムの提案です。 デニム/ASAMI TSUBOTA×woadblue ニット/R-ISM バッグ/HEREU 靴/PRADA
一見、太めストレートに見えますが、実はとても考え抜かれた凝ったパターンで、ほかにない独特の形状が特徴。 このシルエットによりおなかまわりがとても楽なのにすっきり見え、かつヒップラインも太ももや脚の形を一切拾わず、まるで男性がデニムをはいている時のような、まっすぐなラインに見えるようになっています(私の理想のデニムスタイルは、男性がはいているシルエット。女性がデニムをはくと体の丸みを拾ってしまい、かっこよく決まりにくいというのが持論でした)。 そしてこのデニムは私たちMarisol世代にとって一番大切な、「デニムなのに疲れない」といううれしいポイントも。というのも、既製品のサイズ感では、おなかやお尻に肉がついているMarisol世代では、座っている時にクロッチやヒップまわりが苦しくなりがちで、それがデニムから遠ざかってしまう理由のひとつでした。 ところがこの「SALUU」はおなかからヒップ、クロッチ部分のパターンを研究することで、見た目のかっこよさと快適性を両立しています。仕事やお出かけ時はもちろん、家の中でリラックスする時にも着用できるほど楽ちん。ちなみに私は最近ほぼ毎日この「SALUU」をはいています。 ■トップスとの組み合わせではなく、着方で印象を変えられる新感覚デニム そもそもこのデニムが生まれた背景は、私が若いころにヴィンテージデニムを探して古着屋をめぐっていたころの経験にあります。「欲しい!」と思う色や形のものを見つけてもメンズサイズがほとんどで、そのため腰やヒップまわりが大きすぎて諦めなくてはならないことが多かったのです。 そこで、この「SALUU」では、サイズ感は大きく見えるのに、ウエストやヒップサイズはレディース仕様にして、すっきりとフィットするようになっています。 ■腰まで落として着用することで、メンズライクなルーズ感を演出 私がこのデニムをはく時にイメージしたのは、「大きなサイズのヴィンテージデニムをボーイフレンドから借りて着ている」感じ。そのためにウエストではなく、腰まで落としてはけるような仕様にしているのです。ただ腰ではくとはいえ、昔のローライズデニムとはまったく違います。