放課後等デイサービスを全額助成する鹿児島市、一部助成へ切り替え方針…利用者増で財政負担大きく
鹿児島市が実施している放課後等デイサービスの利用者負担の無償化について、市は2025年度中に一部助成に切り替える方針を明らかにした。13日に開かれた市議会防災福祉こども委員会で答弁した。 【写真】鹿児島市役所
市障害福祉課によると、国は所得に応じて最大月額3万7200円の利用者負担を定めているが、市は07年から全額を助成している。だが、利用者増に伴う財政負担が大きくなることが見込まれるため、昨年から見直しに向けた検討を進めていた。
同委員会で、市の担当者は「サービスを持続可能で安定的に継続する必要がある」などと理由を説明。今後、学識経験者らでつくる市の協議会で負担率や開始時期について議論後、来年2月にも見直し案を提示する考えを示した。
同課によると、放課後等デイサービスの利用者への助成を行っている中核市(62市)は、6月時点で鹿児島市以外はないという。