幸せ呼ぶ♧七つ葉クローバー 花博フラワーパーク会場に展示 浜松の宮司さん、2004年出展、20年越しの思い
葉数が多いクローバーの栽培に取り組む浜松市中央区大島町の宮司良隆さん(82)が30日から、「浜名湖花博2024」開催中のはままつフラワーパーク会場(同区)で七つ葉のクローバーのブース展示を行う。宮司さんは2004年に開かれた花博でも七つ葉のクローバーを展示していて、「20年越しに花博の会場で幸運を届けたい」と七つ葉に込めた思いを話す。 03年ごろ、妻の富子さんが近所で見つけた四つ葉のクローバーを親株にして自宅で栽培を始めると、七つ葉など多葉のクローバーが次々と育った。メディアに出演して話題を呼び、翌年の花博に出展したところ、「幸せになれそう」と好評を博し、宮司さんにとっても思い出深いイベントになったという。庭のプランター脇に当時の花博で使用した木製の看板を立てて、丹精を込めて育てている。 30日からの展示では、高知県の園芸会社が宮司さんの育てたクローバーの株を品種改良した数種類を紹介する。宮司さんは「幸運のクローバーが花博の思い出として来場者の記憶に残ってくれればうれしい」と話す。展示は6月5日まで。
静岡新聞社