NXPとTSMC系企業、シンガポールに半導体ウエハー工場建設
(ブルームバーグ): NXPセミコンダクターズは台湾積体電路製造(TSMC)が一部出資する企業と提携し、シンガポールに78億ドル(約1兆2150億円)規模の半導体ウエハー工場を建設する。
TSMCが支援する台湾の世界先進積体電路 (バンガード・インターナショナル・セミコンダクター)とNXPは、今年後半に工場建設を始め、2027年に生産を開始する予定。両社が5日の資料で発表した。
世界先進が合弁会社の60%を、オランダを本拠とするNXPが残りを保有する。新工場では、世界先進がシンガポールに置く既存工場で生産している直径8インチよりも先進的な12インチのシリコンウエハーを製造する。
世界先進は24億ドル、NXPは16億ドルを合弁会社に出資し、両社はさらに19億ドルを後日拠出することで合意。残りのファイナンスには、第三者による合弁会社への融資も含まれる。
工場運営は世界先進が担い、シンガポールで1500人の雇用を創出する見込み。世界先進に対するTSMCの出資比率は2月時点で約28%。
原題:NXP, Vanguard to Build $7.8 Billion Singapore Chip Wafer Plant (抜粋)
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Jillian Deutsch, Yuan Gao