間もなくアメリカ戦先発の高橋宏斗…大リーグ公式が特集「次なる山本由伸?」「彼を無視し続けることは難しい」
野球日本代表「侍ジャパン」の高橋宏斗投手(22=中日)は21日、東京ドームでの国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」2次リーグの初戦でアメリカ代表を相手に先発登板する。大舞台のプレーボールを約2時間後に控え、大リーグ公式サイトは「次なる山本由伸? 高橋宏斗は既に大リーグを夢見ている」のタイトルで特集記事をアップした。 「高橋宏斗を無視続けることは難しい。特に佐々木朗希がメジャー球団と契約することになり、スカウト陣は次の大物を探し始めているときには」。今季は12勝4敗、防御率1・38。143イニング超で130奪三振に対して34四球だったとスタッツを紹介し、「侍ジャパンでも最高の若手投手の一人としての地位を完全に確立した」と評価した。 昨オフは「憧れであり、目標の人」と明言する山本由伸投手(26)と2カ月間の自主トレをこなし、高橋はこのドジャースの右腕を「野球もうまくて、面倒見も良くて、かっこいい。本当に完ぺきな人」と崇拝している。23年3月のWBCは、チームメートとして侍ジャパンを3年ぶり3度目の優勝に導いた。 同サイトも「高橋は山本由伸と同様にスプリットを武器としている。今季の山本が被打率・170と大リーガーをきりきり舞いさせたことを思えば、高橋がスプリットに傾倒するのも驚きではない。今季の開幕前は一緒に自主トレし、ドジャース右腕の投球フォームを模倣さえした」と伝えた。 高橋は、大リーグでのプレーについて「最高レベルでプレーするのを常に目標としているから、もちろん考えているが、まだそのレベルには達していないと思う。いまは自分の技術を磨くことに集中したい。だが、いつかはそうなれば(メジャー挑戦できれば)いいなと思う」とコメント。 これに関し、同サイトは「大谷翔平や山本由伸が大リーグで投手として成功を収め、ポスティング(入札)制度で海を渡る佐々木朗希がこれほどの注目を集める中、高橋がアメリカへの旅を夢見るのは全く驚きではない。ただし、弱冠21歳(実際は22歳)のため、太平洋を渡るのは数年後になることが見込まれる」と伝えた。
中日スポーツ