福島県天栄村でファミリーワーケーション 首都圏の4家族が自然体験
福島県県中地方振興局のファミリーワーケーション事業が28日、福島県天栄村湯本で始まった。親がテレワークなどで仕事をする間、子に自然など地域資源を生かした体験を提供している。 移住や二地域居住の促進に向けた課題を検討したり、関係人口の増加を図ったりする目的で企画した。30日までの期間、東京都、千葉県、埼玉県在住の4家族12人が滞在する。初日の28日は、大人は仕事などに取り組み、子どもたちは近くの川で水遊びをした。村内の湯本小の全校児童2人も加わり、交流した。 29日以降は、村内の英語研修・宿泊施設「ブリティッシュヒルズ」での異文化体験、白河メドウゴルフ倶楽部での体育授業、地場野菜の料理、湯本小への体験入学を予定している。 千葉県市川市の会社役員大岩政博さん(48)は妻と小学6年生の長男、小学3年生の長女と参加した。ワーケーションに関心があったほか、夏休みの子どもたちを自然に触れさせたかったという。「緑がいっぱいで、子どもたちがのびのびと遊ぶのにいい環境」と印象を語った。