[山口県]林芳正氏支援する会発足を正式決定 自民県議団、総裁選地方票獲得に向け
自民党県議団は10日、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に立候補を表明している林芳正官房長官(衆院山口3区選出)を支援するため、「林芳正先生を総理にする議員の会」の立ち上げを正式に決定した。派閥の解散で立候補へのハードルが低くなり、過去最多の候補が争う見通しとなっている総裁選。混戦模様が予想される中、議員の会は地方の党員票獲得に向けて関係者への働きかけを強化していく。 【写真】報道陣の取材に応じる自民党県議団の守田宗治会長=10日、県議会棟 自民党県議団の会派会議が非公開であり、終了後に報道陣の取材に応じた守田宗治会長が明らかにした。守田氏によると、議員の会の会長は自身が務め、顧問には柳居俊学議長が就任。県議団の全26人と、別会派の自民党新生会1人の計27人で組織するという。 守田氏は「(林氏は)参院議員を長く歴任し、手腕、国を思う政治姿勢は全員が分かっている。参院議員から衆院議員にくら替えしたのも何を意味するのか全員が理解しており、満を持して頑張りたい」と説明。「それぞれの支部党員へ声をかけ、一票でも取りこぼさないようお願いをしていきたい」と述べた。 林氏と政治的にライバル関係にあった故・安倍晋三元首相に近い県議もいるとされるが、守田氏は「全く(異論はなく)問題ない」ときっぱり否定した。 11日には下関市で林氏の後援会による決起大会を予定しており、今後の関係者の動きも注目される。