空港も水没…“前例のない事態”に 中東・ドバイで観測史上最大の降水量
大雨により中東・ドバイでは、観測史上最大の降水量を記録した。空港も町も水没し、前例のない事態になっている。 【画像】旅客機が水しぶきを上げて移動…空港がまるで湖 「たどり着くのも外に出るのも難しい」
■空港が湖のように…「空港には来ないで」
大型の嵐が襲来したアラビア半島。たった一日で平均の1年分に相当する降水量を記録した。 洪水により、まるで湖のようになったドバイ空港。旅客機が水しぶきを上げて移動している。 現地メディアの取材に、ドバイ国際空港の広報担当者は、次のように話す。 ドバイ国際空港の担当者(現地メディアによると) 「前例のない天候により発生した洪水で、空港にたどり着くのも空港から外に出るのも難しい」 絶対に必要な場合を除き、空港には来ないよう呼び掛けているという。 エミレーツ航空は、チェックイン手続きを一時停止するなど、空港では混乱が続いている。
■観測開始1949年以降、最大の降水量
流れ込んだ濁流で、町のあちこちも水浸しになっている。水没し、動けなくなった車が数多くあるなか、強引に移動する車もあった。 住民の中には、ゴムボートを持ち出す人もいる。しかし雨とともに吹き付ける強風で、思うように進むことができないようだ。 UAE=アラブ首長国連邦のドバイで、16日に記録した降水量は、観測を始めた1949年以降、最大だったという。 ロイター通信によると、この記録的な豪雨の発生により、UAEで少なくとも1人が死亡しているという。また、AP通信は、隣国のオマーンで少なくとも18人が死亡したと伝えている。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年4月18日放送分より)
テレビ朝日