「ガーシー」警視庁捜査資料に見る動画収益「出納簿」 投資トラブル「エクシア」からも1億円!!
ガーシーこと東谷義和被告
言うなれば、恥知らずが恥を知る者たちを「晒す」という一言で蹂躙した「ガーシー事件」。 目下、ガーシーこと東谷義和被告(52)は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)と名誉毀損、強要、威力業務妨害、なおかつ、証人威迫の五つの罪に問われている。被害者は俳優・綾野剛と所属事務所代表、ジュエリーデザイナーの福谷公男氏、ドワンゴ創業者の川上量生氏の4人である。東京地裁で、第3回公判が開かれたのは暮れも押し迫った12月21日のこと。相変わらず、傍聴希望者が殺到する注目の裁判だったわけだが、その日の被告人質問で東谷被告は、借金をした知人の勧めを断り切れずに暴露系ユーチューバーになったと主張した。 結局、他人を貶めることで一体、いくら儲けたのか。あらためて、「MONEY」の面からガーシー事件を解き明かすことにする。このほど、東谷被告を摘発した警視庁捜査2課作成の捜査資料を入手した。それは、楽天銀行に開設された「ONE」なる合同会社の口座の2022年4月から8月にかけての取引明細。要は、東谷被告の「出納簿」である。 (カネに振り回される人々のドラマを描く「週刊新潮」の連載コラム「MONEY」より)
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「週刊新潮」2024年1月4・11日号「MONEY」欄掲載