東京五輪の悔しさ胸に2024パリに挑む!アーチェリー中西絢哉選手【中塚美緒のLiveトーク岡山】
岡山放送
いま旬な人や話題の人に直接会って話を伺う中塚美緒のLiveトーク。今回のゲストは、2024年のパリオリンピックアーチェリー男子の日本代表に内定している中西絢哉さんです。 (中塚美緒アナウンサー) 「(中西選手の練習を見て)中西選手、見せていただきありがとうございます!矢が空気を切る音が静寂の中に響き渡ってかっこいいなと感動した。70メートルも離れていて…黄色の真ん中に射る?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「基本的に世界大会では黄色から外すと負けてしまうので、あの中に常に入れ続ける感じ」 中西選手は、岡山市出身でシーアール物流所属の24歳。10歳でアーチェリーを始め、これまで全日本選手権優勝など数々のタイトルを獲得してきました。2023年8月、ドイツで行われた世界選手権で日本代表として男子団体戦に出場し、銅メダルを獲得。中西選手の初めてのオリンピック出場が内定しました。 (中塚美緒アナウンサー) 「改めて、日本代表内定おめでとうございます」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「本当にホッとしている。東京の時に戦えなくて(代表から)落ちてからの枠取りだったので、何とかしてとらなきゃという思いで遠征に行っていたので、とりあえず今はとれてホッとしている」 (中塚美緒アナウンサー) 「東京五輪からこれまで、どのような練習を?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「当たっている時でも外している時でも、どういった原因で当たるのか外れているのかを追っていって、自己管理をしっかりするようにこの一年頑張ってきた」 (中塚美緒アナウンサー) 「パリオリンピックでの目標は?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「(世界選手権は)僕のミスで準決勝負けたと思っているので、枠取りをした銅メダルよりきれいな色の金、銀を目指してしっかり頑張りたい」 (中塚美緒アナウンサー) 「首にかけている姿、見たいです!」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「頑張ります!」 ■人生の転機 (中塚美緒アナウンサー) 「中西さんの人生の転機となった写真をご用意いただきました。これは…?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「中学2年生の時の全日本小中学生大会の時の写真」 (中塚美緒アナウンサー) 「優勝した年の?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「はい。初めてギャラリーが並ぶ対戦をして、その時初めて緊張感が楽しいと思えた。決勝戦で的が2つだけで選手が1対1で並んでという瞬間で、なかなか独特な緊張感がある。大勢にみられている中で、自分の的にだけ集中する。その瞬間の緊張感がとても好きで、そこが初めて楽しいと思えた瞬間」 (中塚美緒アナウンサー) 「OHKに中西選手の中学3年生の時の映像が残っていました。そちらをぜひご覧ください」 *********** 約9年前、倉敷市のアーチェリー教室を取材した時の映像です。そこに登場したのが、当時中学3年生の中西選手でした。 (当時の中西選手) 「東京五輪で活躍したい…」 中学3年生の中西選手はカメラの前でも高得点を連発! (当時の中西選手) 「ちょっと失敗しました」 *********** (中塚美緒アナウンサー) 「真剣な表情で…見られていましたが、どうでしたか」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「ド緊張していましたね(笑)」 (中塚美緒アナウンサー) 「覚えていましたか?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「いま見て思い出したが、このころから『2020年東京オリンピック』って言っていたので、それに出られなかったのは改めてすごく悔しい」 (中塚美緒アナウンサー) 「オリンピックというのは、特別な目標?」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「スポーツをしていない人でも知っている大会。目指す上では一番大きい大会だと思うので、この頃から目標だったんだなと」 夢のオリンピックを目指し、アーチェリー部がある岡山理科大学附属高校、そして強豪の近畿大学に進学。選手としてまい進する中で、コロナ禍に直面しました。 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「今まで僕が高校でやっていた試合の活気が薄れてきていた感覚があった。その岡山の活気が、中高の間、楽しいと思いながら試合をして育ってきたので、その活気がないのは寂しい」 岡山のアーチェリー界を盛り上げたい…そんな想いを胸に抱き、大学卒業後、地元へ戻る決心をした中西選手。今は実家から母校の練習場に通い、アーチェリー中心の生活を送っています。 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「まずはオリンピックがあるので、しっかり自分の調整に集中して頑張っていきたいし、その後にオリンピックが終わってから競技を広めるためにアーチェリーって何っていう人も多いと思うので、体験会とか色んな人の目に触れるというところを頑張っていきたい」 ■自分の容姿で気に入っていること (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「周りの人よりは目力があると思うので、競技の時や話を通す時に説得力が少しはあるのかな、とそこは気に入っているところではある」 ■食のこだわり (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「海外の食がなかなか合わない。帰ってきた時にしっかり好きなものを食べて…魚が好きなのでいつも遠征の後に行くお寿司屋さんがあって、そこでしっかり毎回楽しんで食べている」 (中塚美緒アナウンサー) 「瀬戸内、ぴったりですね」 (中塚美緒アナウンサー) 「改めて、パリオリンピックが来年(2024年)7月に迫っていますが、視聴者の皆さんへメッセージを!」 (パリ五輪アーチェリー男子日本代表 中西絢哉選手) 「しっかりと県内のスポーツを盛り上げたいといきたいと思いますので、これからも応援宜しくお願いします!」
岡山放送