子ども交流施設12月22日開所 福島県会津若松市のNPOロータス 地域住民が先生役 経験や知識、思い伝える
福島県会津若松市のNPO法人Lotus(ロータス)は12月22日、市内大町に子どもが地域の大人との関わりを通じ、自分の「好き」を見つける交流施設「まる。」を開所する。かつて白虎隊の学び舎(や)だった「會津藩校日新館」の現代版として、地域住民らが先生役を担い、子どもが学びながら安心して過ごせる居場所づくりを目指す。 施設は日本財団が展開する「子ども第三の居場所」事業の助成を受けて整備した。施設名の「まる。」には「どんなあなたでも大丈夫」などの肯定の意味を込めた。施設に立ち寄った大人が子どもに対し、自身の経験や知識、思いなどを伝える機会を提供する。交流を通し、子どもが夢中になれることを共に探していく。 建物は2階建てで、1階は勉強やダンス、武道などの習い事ができるスペースを設けた。飲み物などを提供する甘味処も設置する予定。2階はロータスの事務所が入るほか、子育てやまちづくりに関わる団体が入所するシェアオフィスとする。利用は小学生以上から。開所時間などは今後決定する。山口巴代表理事は「子どもに必要とされる場所になってほしい」と言葉に力を込めた。
12月22日午後2時から、同所でオープニングセレモニーを催す。午後3時からは一般の人にも開放する。問い合わせは同法人へ。