「住み続けたいまちに」 桑名市長が年頭会見 三重
【桑名】三重県の桑名市の伊藤徳宇市長は7日の年頭記者会見で、今年の抱負として、①市長就任4期目の第一歩を踏み出す②「誰一人取り残さない社会」の実現③「時代の変化に対応した行政」への改革④「安定した財政基盤の確立」⑤重点プロジェクトの推進⑥人口減少対策と若者に寄り添った施策の推進―を掲げた上で「住み続けたいと思えるよう、努力を惜しまず、未来に向けて持続的に発展し、誰もが誇りを持って安心して暮らせる魅力にあふれたまちを目指す。一人一人が夢に挑戦でき、夢が実現するように市全体で支えていきたい」と語った。 「誰一人取り残さない社会」の実現については「女性特有の悩みを抱えている方が多いと感じたので、全ての女性の心と身体を大切にする政策を推進する」と強調。21日にはヘルスケア事業などを手がける「エムティーアイ」(東京都新宿区)と東海3県で初めて「女性の健康管理支援に関する連携協定」を締結し、同社は同日から2年間、スマートフォンで簡単に体調管理ができるウィメンズヘルスケアサービス「ルナルナ」のプレミアムコースを桑名市民限定で無償提供する(利用者は4千人を想定)。 伊藤市長は「協定締結の背景は、女性が経験する月ごと、ライフステージごとの変化や妊娠、出産、産後などでの変化に対して、相互に連携しながら女性の健康課題の改善や体調管理の支援をすることで、あらゆる女性がウェルビーイングを実感し、心と身体を大切に、自分らしく輝けるまちづくりを推進するため。一昨年の全国の妊娠届出数約70万人に対し、『ルナルナ』内で約23万人が妊娠を報告している。女性の心と身体の健康を考えるラボも立ち上げたいと考えており、女性の心と身体が輝けるまちを作り上げるための体制を作っていきたい」と語った。