専門工事業の仕事知って 高校生ら対象、八戸で合同説明会
青森県専門工事業担い手確保推進協議会(勝又祐人代表理事)は6日、八戸プラザアーバンホールで合同説明会を開き、高校生らが業界の仕事内容について理解を深めた。 協議会は解体、水道設備、電気通信、舗装など、多岐にわたる専門工事業55社で構成。技能者不足の解消に向け、2022年から青森市で合同説明会をスタートさせ、23年からは八戸市でも開催している。 青森県立八戸工業高、八戸学院光星高、八戸工科学院の2年生89人が参加。八戸地区を中心とした19社がブースを構え、各企業の担当者はPR動画や実際の工具や資材を見せたりしながら、仕事の魅力ややりがい、働きやすい職場環境づくりなどを紹介した。 八戸工業高建築科の佐々木瞬太さん(17)は「建築会社を希望しているが、土木工事の仕事の話を聞いてみて、面白そうだと興味を持った」と話した。 構成企業全体では、昨年の説明会に参加した生徒の中から、今春、16人の採用につながったという。このうち、1人を採用した仮設足場工事業の南部架設(同市)は、足場のミニ模型を展示しながら説明。赤崎総一郎執行役員支店長は取材に、「人手不足には困っており、生徒が仕事をイメージしやすいよう工夫した。また採用につながれば」と期待を込めた。 勝又代表は「職種の内容や役割を知ってもらい、地道に人材確保に努めていく」と話していた。
デーリー東北新聞社